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院長メッセージ

院長メッセージ

当院は、もの忘れクリニックとして、外来診療、来院できない方への往診、認知症デイサービス、家族会、相談活動、専門職指導を行っています。認知症ご本人・ご家族・医療やケアに関わる専門職などをトータルにサポート。地域に根ざし住民の皆様に愛される医療・介護支援の拠点を目指し努力を続けております。ぜひお気軽に当院にご相談ください。

医療法人藤本クリニック 理事長
 藤本直規

院長プロフィール

藤本直規

1952年生まれ
1978年京都大学医学部卒
2017年滋賀医科大学精神医学教室客員教授
専門:老年精神医学、神経内科学、老年医学

亀山正邦先生(京都大学名誉教授)から老年医学・老年医療を、国立療養所菊池病院で室伏君士先生から認知症患者に対するメンタルケアを、岡本佑三先生(現岡本クリニック院長)からデンマーク、スウェーデンでの先進的な福祉システムをそれぞれ学ぶ。

この度、医療法人 藤本クリニックが、認知症疾患医療センター診療所型の指定を受けました。

 滋賀県立成人病センターの「もの忘れ外来」(老年神経内科)の10年の診療を経て地域の診療所として開業し、認知症の人と家族に対して、診断、その後の薬物・非薬物治療を、最新の様々な知見にあわせて、日々進化させるように努めてまいりました。

 薬物療法では、効果を見るために問診表の作成と工夫を行うことで、家族とのコミュニケーションをさらに図るとともに、今後、その問診表を用いて、ケアマネジャーやケアスタッフとの連携を進化させるつもりです。

 非薬物治療としては、診断直後に支援の空白期間出来ることが多い軽度期の認知症の人へのケアとして、最近では、支援者と仲間との出会いを作る「仕事の場」へ参加して頂き、その後、必要に応じて、自主活動と社会参加を大切にしたクリニックデイサービスである「もの忘れカフェ」を経て、地元の介護施設へのケアのバトンタッチを行っています。15年間にわたるスタッフたちの取り組みから、本人の気持ちと疾患の症状の特徴にあわせた、軽度期から中等度・高度期までに適応できる「根拠ある認知症ケア」を提唱して、ステージ別の支援を目指した統合型のケア(integrated care)を目指しています。

 診断について言えば、かかりつけ医や病院の医師たち等との連携することで、早期受診が格段に増えています。そのため、診断直後に、介護サービスなどにつながらない、「若年・軽度認知症」の人に対して、前述した「仕事の場」以外に、認知症についての情報提供と仲間作りを目的とした「本人・家族外来心理教育」、本人と家族が仲間と出会って、お互いに助け合う「本人・家族交流会」などを、重層的に行っていくことで、早期に認知症ケアを受けることが出来、早期に認知症の人の仲間とその支援者に出会うことが出来るようになります。

 家族支援は、問診表の作成と工夫、心理教育、本人・家族交流会以外には、時間制限、日時制限なしの電話相談などですが、サポートセンターの年間400件の相談はクリニックへの受診のない人たちや専門職からの相談ですが、クリニック受診ないしデイサービスしておられる参加者の人たちからは、おそらく年間1000件を超える相談をお聞きしています。
 地域連携の活動としては、医療とケアのスタッフの顔の見える関係である「滋賀認知症ケア・ネットワークを考える会」、かかりつけ医を中心とした「認知症の医療とケア連携IN守山野洲」、病院の医師・スタッフとかかりつけ医の連携の会である「滋賀認知症クリニカルカンファレンスセミナー」などを主催し、地域を基盤としたケア(community-based care)を推進する基盤作りを行っています。

 クリニックとして、ご本人・ご家族目線で活動している看護師やケアスタッフとともにあることで、本人・家族と非常に近い関係がつくれ、必要なら時間外でも診療できるという診療時間の柔軟性、診療所と言う垣根の低さ、意思決定が早くできることで必要時即座に動けること、必要な新たなサービスを工夫することが出来ること、というクリニックの特性を生かして、日本で最初に指定を受けた「認知症疾患医療センター診療所型」として、地域を基盤(community-based)としながらも、ステージ別の支援を目指した統合型のケア(integrated care)が出来る地域づくりに頑張っていこうと思いますので、よろしく、ご支援をお願いします。

2014年11月20日
認知症疾患医療センター診療所型
 藤本クリニック
藤本 直規
奥村 典子
スタッフ一同

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